困り事
こんにちは、rionです。
クライアントさんの困り事
今回のクライアントさんのお悩みのひとつが同居しているおじいさんです。
おじいさんとは私もお会いしたことがありますが、元々ズボラというか大雑把な性格のようで、現在一番困っていることは「座っている周りに物を置いていて掃除が出来ない」ということです。
改善案
私が提案させてもらったのは、箱に入れる方法です。
今回のクライアントさんだけに言えることではありませんが、何十年も自分のやり方で過ごしてきた人がいきなり他人に言われたやり方に変えられるでしょうか。
結婚して旦那さんに言うのも同じです。
歳を取れば特に何もなくても忘れていくので、新しいことを言われてもすぐに実行出来るとは思えません。
なので、常に箱に入れるようにしてもらうのではなくて、掃除する時や来客時など片付けたい時にクライアントさんが箱に入れるのはどうかと提案しました。
その箱をすぐそばに置いておいて取り上げないと分かれば文句を言わないでしょうし、しかも掃除が終わったら元に戻すことで取り上げられるという不安を極力少なくします。
日中はクライアントも仕事で家にいないので、おじいさんの過ごしやすいようにしているのも目をつぶります。
荷物の中には新聞やゴミも含まれているので毎日確認したほうが良いのですが、常に気にかけているのは疲れてしまうので、1日の終わりに1回だけチェックします。
座る場所が一定ということもあり、座っているところの周りだけなら毎日チェックしていればそんなに溢れてしまわないでしょう。
他にもいくつかおじいさんの行動で直して欲しいことがあるそうですが、私の提案は直してもらうのではありません。
今まで何回も伝えてきたけどなおらなかった行動が急に劇的に変わるなんてことはないと思います。
歳をとればとるほど自分が正しいと思い込んで行動する人が多いように思います。
それだったらその行動をされた時にクライアントさんがどのように動いたら良いのかを考えました。
片付けと収納
簡単に言うと、収納はしまうこと。
片付けは元の場所に戻すこと。
だと考えてください。
上記の説明だと矛盾しているかもしれませんが、見せる収納という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは、収納しているけど定位置が外であることです。
丸見えでも定位置に戻せれば片付けたことになります。
見えていない方がスッキリしていて良いという人も多いと思いますが、よく使う物こそ見える場所を定位置にします。
何でもしまい込んでしまうと取り出しずらくなり、結果的にしまわなくなります。
よく使う物はサッと取れてサッと片付けられることが基本です。
テーブルの上に散らばらないように小さな箱を置いて、その箱だけはどんなに汚くても良いとします。
箱の中まで細かく仕切って綺麗にしておくのは、しまい込んでいるのと同じで戻したくなくなってしまいます。
お菓子の箱のように蓋をひっくり返して重ねられるようなものが良いでしょう。
普段ごちゃごちゃに入れていても来客時などは蓋をしちゃえば良いのです。
常に蓋があるとしまわなくなるでしょうし、別の場所に蓋を保管するとなくすかもしれません。
どちらの悩みも解決出来るのがこの箱だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
rion